奥が深い害虫本『きらいになれない害虫図鑑』

私は虫全般が得意ではありません。
特に腹側の節足部分がダメでエビやシャコまで苦手です。

ただ、最近必要に迫られて害虫と対峙する機会が増えたせいか、本屋で今までは視界に入ってこなかったジャンルに目が止まるようになりました。

きらいになれない害虫図鑑
有吉 立 (アース製薬研究開発本部生物飼育課課長)
出版社: 幻冬舎
単行本: 150ページ
発売日: 2018/7/26

作者はアース製薬の研究所で飼われている害虫の世話をし、
繁殖させている“飼育員”有吉立さんという方です。
かわいいイラストを用いて害虫にまつわる興味深いお話が紹介されています。

例えば、蚊。
アース製薬で試験の主流として飼われている
“アカイエカ”と“ヒトスジシマカ”。
「採取して飼育」はせずに、素性のしっかりした
“由緒正しい系統”の蚊を飼っているそうです。
理由は“野良”の蚊だと何かの病原体をもっているかもしれないから。
蚊の媒介するフィラリアやデング熱などは有名ですよね。

大学や研究所から累代飼育されているもの入手し、
さらにアース製薬でも累代飼育しているとのこと。
飼育している害虫はみんな入手経路の記載があるそうです。

由緒正しい蚊の家系図、想像するだけなら面白そうです。
(蚊は脳内でかわいいイラストに変換済み。)

人にとっては害虫でも、自然界の構成員。
そういったあたりまえだけど忘れがちなことも
思い出させてくれます。
そうかと言って、積極的に好きになることは生涯なさそうですが(笑)


私は気になる害虫だけ拾い読みしちゃいましたが
面白かったので気になる方はぜひ読んでみて下さい。
お友達に豆知識を話したくなりますよ。

ちなみにウチではすでに、蚊も一気に発生中。
少しの水があれば7日間でボウフラから成虫になるそうなので、
梅雨時の庭仕事は慌ただしいです。

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